4月1日、国家知識産権局の主管により起案された「中華人民共和国専利法改正草案(意見募集稿)」(以下、「草案」という)は公開され、社会に向けて意見募集を行う。
国家知識産権局条法司の責任者によると、専利法は1992年、2000年、2008年に3回にわたって修正しましたが、今回は4回目で、草案において実質的修正に係わる条文が合わせて30ヶ条に上る。その中で、修正されたのは18ヶ条、新しく追加するのは11ヶ条、削除されるのは1ヶ条で、「専利の実施と運用」を題する章を新たに設けた。また、文字に対する修正または調整が2ヶ条ある。
修正の主な内容は、①専利権保護の強化、権利者の合法利益の保護、②専利の実施と運用の促進、専利価値の実現、③政府職能法定の実現、サービス型政府の樹立、④専利審査制度の完全化、専利の質の向上、⑤専利代理法律制度の完全化、知的財産権サービス業の健康的発展の促進などを含む。
その中で、権利保護について、立証が難しい、所要期間が長い、コストが高い、賠償が低い、効果が薄いなどといった問題に対し、改善措置を打ち出し、専利権侵害に対する持続的取締システムを樹立し、行政機関による法律執行と司法保護の有効的な繋がりを促進し、法執行の効率を高め、専利権保護コストを下げ、公正公平、規範透明の法治と市場環境を作り上げると定められた。
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