商務部は9月第1回定例記者会見を開き、高峰報道官が最近の商務分野での重点業務の状況について対外的に発表した。
高峰報道官は、2017年1~7月の中国のサービス輸出入とサービスアウトソーシングの状況について、1月から7月の中国のサービス輸出入総額は前年同期比10.6%増の2兆6,529億7,000万元となったと述べた。その内、輸出は4.4%増の8,077億2,000万元、輸入は13.5%増の1兆8,452億4,000万元となり、輸入超過は1兆375億2,000万元となった。7月の当月サービス輸出入額は前年同期比1.9%減の3,681億3,000万元でとなった。その内、輸出は2%減の1,133億1,000万元で、輸入は1.9%減の2,548億2,000万元となった。
高峰報道官によれば、1月から7月のサービス輸出入には4つの特徴がある。1つ目に、輸出構造に改善が見られる。新興分野における1月から7月のサービス輸出額は前年同期比8.3%増で、累計4,057億5,000万元、全体の成長率3.9ポイントを上回っており、サービス輸出全体に占める比率は前年同期比1.8ポイント増の50.2%となった。その内、知的財産権ロイヤルティ、個人向け文化と娯楽サービス、補修とメンテナンスサービスは前年同期比でそれぞれ489.4%、20.4%および14.4%の増加となった。
2つ目に、一部の新興分野における輸入の増加率が速くなっている。1月から7月、保険業と金融業を除き、中国のその他の新興分野の輸入はプラス成長を維持している。その内、電気通信・コンピューターおよび情報サービスの輸入は前年同期比74.2%増の717億9,000万元で、知的財産権ロイヤルティの輸入は前年同期比25.8%増の1,125億8,000万元となっている。
3つ目に、従来の業界の輸出入の成長は安定している。1月から7月、貨物輸出入が前年同期比で18.5%増加したことを受け、運輸関連輸出入は前年同期比19.2%増の4,918億3,000万元となった。その内、輸出は14.2%増、輸入は21.3%増となっている。旅行関連輸出入は前年同期比8.7%増の1兆1,842億元となった。その内、輸出は8.3%減、輸入は11.7%増となった。
4つ目に、サービス輸出入の輸入超過が顕著に縮小した。専門管理とコンサルティングサービス、電気通信・コンプ-ター情報サービスが新興分野における主な輸出超過化の貢献要因となっており、1月から7月の輸出超過額はそれぞれ575億9,000万元と390億2,000万元に達した。7月当月のサービス輸出入の輸入超過は前年同期比1.8%減の1,415億元で、前月比で30%減となった。(出所:未来網) |