中国海関(税関)は9月6日、今年上半期に摘発した輸出入に関わる権利侵害案件が1181件に達し、かかる金額が1億6980万元となったと発表した。そのうち、輸出に関わる権利侵害案件が1151件、かかる金額が1億6930万元であった。輸入に関わる権利侵害案件が30件、かかる金額が59万元だった。
関連統計データによれば、摘発した権利侵害案件のうち、商標権に関わったのが1783件、特許権に関わったのが30件、著作権に関わったのが1474件であった。
ここ数年来、中国海関は法律執行のレベルが明らかにアップした。関連情報によれば、福州海関はこのほど、馬尾でニセのスポーツ靴1万7484ペアを押収した。案件かかる金額が約900万元。「NIKE」、「ADIDAS」、「JORDON」など国際著名のスポーツ靴ブランドの商標マークに及んだという。
オスラムシエファニア社は、米国の法律によって登録した会社であり、携帯式照明器具「亮点」の意匠特許の中国での権利者である。今年4月末に同社が中国の海関総署(税関本部)で関連情報を登記して以来、寧波海関は同社の当該意匠特許の専用権を侵害した製品の輸出入行為数件の発生を防いだ。特にこの前の海関検査においては、一回で当該意匠特許の専用権を侵害した携帯式照明器具8万4000個を押収した。オスラムシエファニア社の首席知的財産権顧問であるJohn氏は、「意匠特許の専用権を侵害した製品を摘発するのは、非常に難しいことである。国際著名ブランド及びその意匠特許の権利者である私にとって、中国海関の法律執行能力のハイレベルは印象深いものである。」と述べた。
知的財産権保護のための法律執行分野での目立つ貢献により、中国海関はこのほど、「世界税関組織2007年ニセ物·海賊版取締特別貢献賞」が授与された。
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